国策放射能かけ流し、発狂国家日本
(Tue)
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半世紀前、母方の祖父は311最大の被災地、宮城県石巻市で水産加工業を営んでいた。
品質の高さで評判のかまぼこやちくわ。
最盛期には首都圏に向けて、毎日のように貨車で出荷していた。
当時、盛んに行われていた南太平洋での核実験。
そして、とうとう第二福竜丸事件が勃発。
ガイガーカウンターなど無い時代、祖父は即座に全量廃棄を決め、事業は倒産。
いつ仕入れた原料だろうと、放射能汚染の危険性がある製品を出荷する訳にはいかない。
人間として真っ当な判断。
風評など飛び交う間もない即断即決である。
この話は子どもの頃から聞かされていたが、311以前は、それ以上考えの及ぶことは無かった。
しかし、311以後、当時の放射能汚染廃棄物がどのように処理されたかを考えた。
つまり、祖父を始めとする石巻の水産関係者が廃棄したおびただしい水産廃棄物の行く末。
今からざっと半世紀前、石巻漁港やその周辺にはおびただしい量の放射性ゴミが存在したことは隠しようのない事実。
何処かに捨てて、腐敗するままに放置したのか?
海洋投棄か、それとも焼却したのか?
定かではない。
しかし、どのように廃棄しようと、石巻市民は大量の放射能に晒された事実に変わりはない。
そして、子どものころからの疑問が氷解した。
統計はないが、縁戚関係者だけをみても、異常に癌が多い事実。
子どもの白血病が多発。(被爆後数年で発現)
つい10年ほど前も当時20才の縁戚者が白血病で他界した。
(被曝は断続的に続いている。女川原発の影響と考える)
そして中でも突出しているのが膵臓がん。
(被爆後10年~20年で発現)
糖尿病もガンも放射能に弱い膵臓由来の病気。
つまり、石巻市民は半世紀前から放射能被曝に晒されるリスクと隣り合わせの環境で暮らしていたのである。
1969年まで核廃棄物はドラム缶に詰めて海洋投棄が普通だった。
その程度の認識しかない原子力ムラが54基も原発をつくったのだ。
そして今、フクイチは放射能かけ流し状態。
石巻は広島、長崎に次ぐ核被害都市である。
(南太平洋の被曝魚が集まる集積地)
全国の港町には似たような事情が存在する。
(地球を循環する放射能が海洋の食物連鎖で濃縮、集積するのは漁港)
そんなことはこれまで、誰も気にも止めなかった。
核拡散防止の旗手が、最悪の拡散国になってしまった。
歴代為政者のどこに、国民の生命と財産を守る国家の矜持があるのか?
倒産した祖父は、新たな事業を立ち上げるために臨海部の土地に移り住んだ。
倒産直後、内陸の条件の良い土地を確保する資金的な余裕など在ろうはずも無い。
新たな加工場をつくるには少なくとも500坪以上の土地が必要だった。
そして、311。
孫の代になったその場所は、今は跡形も無い。
幸い、従業員や高齢者は一足先に難を逃れたが、従姉妹三名の命を奪う現場になってしまったのである。
日本のどこであろうと、放射能リスクから逃れる術は無い。
日本中のあらゆる場所が次なる被爆地になりうるのである。
瓦礫拡散、焼却、食べて応援。
中央集権は明らかに日本民族の敵。
信じられないことだが、我々は、根絶やし政策の実行者に全権を委ねる異常事態の中で暮らしてるのである。
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